建築模型を職業としてから20年が過ぎたのですが、私の場合は建築模型製作にCAD「キャド」を使うというスタイルを初期の頃からとっていますね。
一番使っているのは「HO_CAD」というフリーのソフトなのですが、これは現在公開されていません。
残念ではありますが最終バージョンの2.70を未だに使っています。
後はお馴染みの「JW_CAD」ですね。日本の建築業界では知らない人は居ないであろう、超有名フリーソフトのCADです。
この2本をメインで使って足らない部分を2~3のCADで補うかたちをとっています。
このCADを何に使うのかと言えば、勿論お客様から提供されたCADデータを読み込んで、製作に使用するというのが主目的となります。
冒頭でお話した20年前にはCADそのものがマイナーなものだったので、お客様から届く図面は所謂「青焼き図面」でした。
なので模型製作用にCADで清書してからの作業だったのですが、今ではメールでCADデータが届くので本当に楽になりました。
それどころかお客様によってはCGパースまで添付されていることもあり、
「ここまで揃っていたら模型なんていらないんじゃないの?」
と思うこともしばしばあります(笑)
こうしてお客様から提供されたCAD図面をもとに模型用のデータに加工しながら製作を進めていきます。
実際にどのように使っているのか?という話は、また次回!ということで。