私のプロフィールには書いていないのですが、暇な時にはゲームで遊んだりしています。「プレイステーション3」ってご存知ですか?
この「プレイステーション3」(以下 PS3)で遊んでいるとですね、結構な頻度でコントローラーの調子が悪くなってくるんです。知り合いに聞くと「壊れて3つも4つも買い換えた」なんていう方もいらっしゃいます。
かくいう私も、今年のはじめにそれまで使っていたコントローラーがいよいよ限界というところまで誤動作が頻発するようになりまして、買い換えました。
ところがナント一年も経たずに誤動作が頻発するようになりまして、保証期間内ということでしたので修理に出すことにしたんです。最低でも一週間は戻ってこないということで、その間ゲームをしなければ良いだけの話なのですが、やっぱりチョットは遊びたいじゃないですか!そこで壊れたまま放置されていた、以前使っていたコントローラーを引っ張りだしてきて、自分なりに修理をして急場をしのごうと考えたわけです。
壊れているはずなのですが「もしかして使えるかも?」と思い、試しに使ってみたところ・・・全く思うように動きませんでした。当たり前ですね。
電源は何とか入ります。
十字キーもまぁまぁ使えそう
各種ボタンが使えたり使えなかったり
アナログスティックの操作は誤動作だらけ
こんな状態だから買い換えたので当然と言えば当然。
ですが修理に出しているコントローラーが戻ってくるまでは何とかこれでもたせたい!
修理と言っても素人同然の私が出来ることといえば・・・何が出来るんだろ??
わからないのでとりあえず分解してみることにしました。
分解してみて驚いたのですが、想像以上にホコリなのか手の油なのかわからない「何か」が内部にたまっていました。
これが原因で接触が悪くなった結果、誤動作を起こしているのではないのか?物理的に断線していたり破損している様子では無かったので、きっとこれが原因に違いない!
掃除したら元通りになるのでは?
今回の清掃する上でのコンセプトというか意識したことは
接触不良が誤動作の原因(のはず)なのだからボタンの接点(?)を重点的に掃除する!
ということで、写真のフィルム基盤(て言うのか?)のボタンとの接点である黒い棒状のラインのところを、綿棒にアルコール系のクリーナーで湿らせたもので軽くこすりながら清掃しました。
これは磁石のようですが、これと上の写真にでているフィルム基盤の黒いラインが接触することでボタンとしての機能を発揮しているようです。
ということはこの接点を清掃することにより接触不良を改善できるはず!と思い、ここもしっかり掃除します。
こんなに汚れているのですね。
いや、ホントにこれは汚れなのだろうか?掃除してしまっても良いものなのだろうか??
分解したついでにこの部分、アナログスティックなのですが、使用すればするほど軸の部分が削れてくるんです。
使い込んだものだとだいたいこのように深くえぐられています。
これの補修もついでにやっていきましょう。
市販のセロハンテープを1mm幅程度の細切りにして、えぐられた部分に巻きつけていきます。
軸のえぐられていない部分が元の太さなので、その太さになるまで丁寧に巻きつけていきます。
3~4重くらい巻きつけました。
だいたい元の太さまで復活しましたね。
ですが、これで補修が終わったわけではありません。
最後の仕上げと参りましょう。
これは車のガラス部分に貼る所謂「ウィンドウフィルム」です。写真のものは透明ですが、スモークのモノは皆さんご存知かと思います。
私は建築模型の材料としてたまたま透明なウィンドウフィルムを持っていたので、これを使いますがスモークでも構いません。色なんでどうでも良いです。
カー用品店に売っていますね。
コレを使ってですね・・・
先ほどのセロハンテープは「1mm幅」でしたが今度は「5mm幅」に切ります。
この5mmというのはアナログスティックの「軸の高さ」がこのくらいです。
今度はアナログスティックの軸全体に巻きつけていきます。
この処置をすることでアナログスティックの操作感が格段にアップします。
同時に使い込んでいくうちに軸が削れていくことを防ぐことも出来て一石二鳥ですね♪
上記の行程を全て終了したら元の状態に組み上げて修理完了です。
まるで新品のように生まれ変わったコントローラーを見て下さい!!
実際にPS3を起動して適当なゲームでテストしてみたところ、全く問題なく使えました。
掃除ってやっぱり大事なことなんですね。
小学生の時の掃除はサボってばかりいたのをふと思い出しました。