当方の「建築模型SOLID」の廉価版である「1/100簡易分解型」は、従来製品と比べて強度に劣るという問題がありました。従来製品は上記動画のような手順にて制作されており、取り扱いに注意しないと簡単に破損する恐れがありました。この問題を解決するために、当方は新たな製作方法を開発し、強度を向上させることに成功しました。
こちらが今回新たに開発した「強化型1/100簡易分解型」です。上記の動画のサムネイルを見ただけでも大幅に強度が上がっているのがお分かりかとおもいます。
実際に10円玉をおもりに見立てて、どのくらい強度が上がったのか検証動画を作ろうと思ったのですが、今回は見合わました(笑)多分、5倍以上は強度が上がっていると思われます。
以前はすぐに壊れていたであろう
この物件のように壁一面が長いものは、特に従来型では形状の維持が難しいところでしたが、この「強化型」ではそのような問題も解決しました。
心残りなのは…
今となっては心残りなのが「強化型」開発前に納品した「1/100簡易分解型」模型の数々です。
例えばコレ。簡易分解型としては異例の大きさなのは、停まっている車の台数を見てもお分かりかと思います。
この物件はとある店舗模型なのですが、製作コストを抑える為に敢えて簡易分解型としたのですが、かなり無理をしてしまった印象ですね。
細かく間取りが入っていればまだ、強度が出せるところなのですが「商業施設」ということで基本、広い空間を取ろうとするわけで必然的に間取りは少なくなるわけです。そうなると十分な強度も出せず…
多分、今頃この模型は外壁コーナーのいたるところで「剥がれ」現象が起きていると思われます。
お客様的には」こんな模型つくりやがって!」と思われても仕方ないですね。
今の「強化型」であるならばガチガチの強度で製作出来たことでしょう…悔やまれます。
このくらいの強度があります。
2023年7月24日 追記
試しにジッポーライターを乗せてみましたが、びくともしないですね。